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北朝鮮にコメ5万トン韓国が9年ぶり食料支援へ・・何故だ!? [ニュース]

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【ソウル時事】韓国政府は19日、国連世界食糧計画(WFP)を通じ、北朝鮮にコメ5万トンを支援すると発表した。国連機関は北朝鮮で食料不足が深刻化していると指摘しており、韓国の金錬鉄統一相は「食料が北朝鮮住民に最大限速やかに届くことを期待している」と語った。韓国政府が北朝鮮にコメ支援を行うのは李明博政権下の2010年以来約9年ぶり。

文在寅大統領は5月、韓国メディアに「同胞愛や人道主義からも支援が必要だ」と強調していた。非核化をめぐる米朝交渉の停滞のあおりを受けて南北融和は足踏みしており、文政権には支援実施で北朝鮮との対話再開の糸口を探る思惑もありそうだ。米国も韓国による食料支援を容認していた。

発表によると、コメは韓国産で、5万トンの支援費用は約1270億ウォン(約117億円)。支援の日程や輸送方法はWFPと協議する。今回の食料支援の結果を踏まえ、追加支援も検討するという。金氏は「可能ならば9月中に届くよう最善の努力を尽くす」と話した。

国連機関は5月、猛暑や洪水などで北朝鮮の18年の農作物生産量が過去10年で最悪水準となり、約136万トンの食料が不足していると発表。住民が「飢餓の危機」に陥る恐れもあると警告した。

韓国政府は5月、WFPなどの国連機関による北朝鮮への支援事業に800万ドル(約8億6700万円)を供与する方針を発表し、既に送金を済ませている。 【時事通信社】


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